ごれんし (五斂子)
学名 |
Averrhoa carambola |
日本名 |
ゴレンシ |
科名(日本名) |
カタバミ科 |
日本語別名 |
|
漢名 |
楊桃(ヨウトウ,yángtáo) |
科名(漢名) |
酢漿草(サクショウソウ,cùjiāngcăo)科 |
漢語別名 |
洋桃・羊桃・陽桃(ヨウトウ,yángtáo)、楊梅桃、五斂子(wŭliănzĭ) |
英名 |
Carambola, Star fruit |
2023/05/10 小石川植物園 (温室) |
|
2023/06/20 同上 |
|
2011/08/28 富山県中央植物園 |
|
辨 |
ゴレンシ属 Averrhoa(楊桃 yángtáo 屬)には、次の2種がある。
ビリンビ A. bilimbi(木胡瓜・三斂) 熱帯アジア原産、臺灣で栽培
ゴレンシ A. carambola(楊桃)『中国本草図録』Ⅲ/1229
|
カタバミ科 Oxalidaceae(酢漿草 cùjiāngcăo 科)については、カタバミ科を見よ。 |
訓 |
漢名の斂は、寄せ集める・引き締める意で、果実の形から。 |
漢名を楊桃・羊桃(ヨウトウ,yángtáo)というものには、ほかにキウイ(シナサルナシ)がある。 |
説 |
マレーシア・インドネシア原産。中国では雲南・兩廣・福建・臺灣で栽培し、また路傍・林中に自生する。
果実は 断面が五角の星型で 全体は楕円形、これを生食し、あるいはピクルスにする。 |
誌 |
果実は食用。
根・枝・葉・花・果実を薬用にする。 |
呉末晋初(3c.)の沈瑩『臨海異物志』に、「楊桃、南方の橄欖の子に似て、其の味甜し。常に五月・十月熟す。諺に曰く、「楊桃は蹙(せま)る無し、一歳三熟す」と。その色は青黄、核は棗の核の如し」、また「楊桃の子は、晋安侯官県(今の福建省福州市)に生ず。一小樹にして数十石を得。実は大三寸、蜜して之を蔵すべし」と(『太平御覧』引)。 |
|